会社のホームページを制作する際に気をつけるべきこと

情報は整理されて見やすいか

会社用のホームページを作成する際に気をつけるポイントはいくつかありますが、その中でも特に注意しなくてはいけないことが「情報は整理されて見やすいか」という点です。実際にホームページ作成の際に、事前にどのような内容にするのか紙に書き出してみるという方は多いですが、A4用紙1枚程度で収まってしまい、情報が簡素化されて見にくい内容となってしまうと悩んでしまう方も多いようです。

そこでホームページ作成の時に押さえておくのが、自分の会社や事業、サービスに関する本を作るようなイメージで作成することがポイントになってきます。具体的な方法としては、まず会社の情報を分類しながら整理していくことから始めていきます。会社情報・商品情報・サービス情報といった3つの項目として分類します。
そこで3つに分類したカテゴリごとに、その中で更に細かく内容を分類していく段階を作っていきます。これはいわゆる大分類、中分類、小分類といった分け方となり、会社情報であれば、会社情報を大分類として代表挨拶や会社概要、アクセスなどは中分類に分けられていきます。このように分類付けを初めて行っていけば、書いていく文章もまとめやすくなりますし、サイトの全体像も簡単に把握することが出来るのです。

分類した内容を説明する文章には、難しい専門用語ばかり使用してしまうと素人は読んでいても理解することが出来ません。素人の方でも理解出来るように、合間で解説を入れていく方法も効果的です。

スマートフォンやSSLに対応しているか

会社用ホームページを作成する際に気をつける点として「スマートフォンやSSLに対応しているか」が挙げられます。現在企業のホームページにアクセスする人の約6割以上のユーザーがスマートフォンやタブレットを含む、モバイル端末から流入していることがわかってきています。これは若年層に限られず、50代~60代のユーザーも同じ傾向にあります。
単にホームページがスマートフォンに対応すれば良いというわけではなく、モバイル端末を利用して閲覧をした際に、小さな画面でも見やすくわかりやすいか、または自分が見たいページにたどり着きやすい構成になっているのかが重要となります。スマートフォン対応と同時に行わなくては行けないのが、SSL対応を行う方法です。

このSSLとはインターネット上で通信を暗号化する技術であり、第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぐことを目的としています。インターネットで個人情報を送信することは当たり前になっているので、悪質なハッカーによる盗聴や改善から個人情報を守る為にもSSLを導入し、ホームページのセキュリティ面を向上させることが必要不可欠なのです。
SSL対応されているページなのかは、「https://」で始まるページかどうかで判断することが可能です。逆に「http://」から始まるページはSSL化されていないので、個人IDやパスワード、観覧履歴やIPアドレスなども個人の特定が出来てしまう危険があります。そのため安全ではないページをWEBサイトから一掃する、常時SSL化を行う企業ホームページが大半となってきているのです。

資料請求やお問い合わせまでの導線は分かりやすいか

会社のホームページを作成するにあたって、ホームページを通じて効率よく顧客の獲得を目指しているのに中々コンバージョンにつながらないと悩んでいる方も多いです。そのような場合は「資料請求やお問い合わせまでの導線は分かりやすいか」というポイントを見直す必要があります。

ホームページを運営していくにあたって、会員登録や問い合わせ、サービスの申し込みや製品購入などをコンバージョンポイントとして設定している会社は非常に多いとされています。顧客を獲得するためには、申込みフォームから効率よく申し込んでもらうことが必要であり、せっかく集客力を高めることが出来ても、申込みや問い合わせに至らなければ顧客を増やすことは不可能です。

資料請求や問い合わせをしたくても、申込みフォームにたどり着けないホームページデザインの場合、利用者は利用を止めてしまう可能性が高くなります。自社に対して興味や関心を持ってくれている利用者を確実に逃さないためには、資料請求やお問い合わせ窓口の導線の整理をきちんと行うことが重要です。そこで一度ホームページをユーザー目線で確認をしてみて、どこが資料請求や問い合わせを中断させてしまう障壁になっているのか確認をしてみましょう。特に資料請求や問い合わせ窓口の導線を見直す際には、アクセス解析をして直前に閲覧しているページをチェックすることがポイントです。また利用者が見やすい位置にリンクが設置されているかも重要な点となります。