中小企業のコーポレートサイトの役割とは?

事業やサービスを説明する

世界中には数え切れないほどの企業があります。グローバル化が進んできた今、国内の企業に加えて文字通り世界各国の会社と競争をしなければなりません。同業他社との競争に打ち勝つ事が安定的な企業経営の基本です。中小企業のコーポレートサイトの第一の役割は世間の人々に、組織の存在をまず認知してもらう事となります。

数多くの同業他社の中から自社を選んでもらうためには事業内容を理解してもらう事が重要です。魅力的な独自の技術や特許を取得している中小企業であっても、世間一般にその事業内容が伝わっていないと、お仕事のオファーは受けづらいです。更に魅力的なキャンペーンやセールを開催していても、広く世界の人々に知ってもらわなければ国際的な競争力が得られません。

コーポレートサイトは企業の顔であり、そこで自社の強みや独自性が光る技術や過去の豊富な実績をPRすれば、数ある同業他社の中から自社を選んでもらえるでしょう。ビジネスパーソンの多くがインターネット検索で、取引先やサービスの依頼先を下調べしています。

コーポレートサイトがなければ今日の時代、世の経営者や個人事業主の方から注目される事は少なく、SNSやblogではなく専用のホームページを開設した方が正解です。SNSやblogなどはカジュアルな媒体であり、それらでも広報活動は可能ですが、掲載出来るデータや内容には限りがあります。専用の公式ホームページなら企業のパンフレットのように、組織の細かい事業内容や製品の仕様や一覧表なども掲載出来ます。

信頼性を高める

信頼性を高めるためにもコーポレートサイトの存在は不可欠です。世間の人々が、製品やサービスを比較検討する際、気になった会社名をスマートフォンやパソコンで検索します。その際、製品名はヒットするのに製造する企業の公式サイトが見つからなければ、製品に対して少し不安を覚えます。それで購入をやめる人がいるのも事実であり、コーポレートサイトが存在し、分かりやすいデザインで多種多彩な情報が掲載されている事が、世間の人々に安心感を与えます。

製品に関する細かい仕様や使い方、注意事項やよくある問い合わせや質問など、そういった情報がコーポレートサイトに掲載されていれば、初めて見た中小企業でもユーザーやクライアントの方は安心感を覚え、親しみを感じてくれるのです。

インターネットがカジュアルに使えるようになって来ており、世間の人々はほんの一瞬で見たいサイトにアクセス可能となりました。その反面、シビアな目線で各企業のコーポレートサイトが見られるようになってきており、ひと昔前に比べて、より直感的に短時間でユーザーの方々に安心感と信頼感を与える必要が出てきます。少しでも興味がわかない、安心感が抱けないと感じた時点で、今日のネットユーザーはその画面を閉じるためです。

信頼感を高めるためにはセキュリティ対策が必要です。個人情報が守られているコーポレートサイトならそれだけで見る人々に安心を与えられますし、組織してコンプライアンスを遵守している事を自然体で伝えられます。

資料請求やお問い合わせの窓口

資料請求の窓口としても、中小企業のコーポレートサイトは役立ちます。電話とFAXがあれば充分だと考える方々もいらっしゃるかもしれません。しかし今日の環境を考慮すると、世間の人々の大半がスマートフォンやパソコン、タブレットで企業の製品やサービスを検索しています。電話やFAXで問い合わせる人々もいらっしゃいますが、不特定多数のユーザーから資料請求をしてもらうのが企業の発展と存続には大事です。

ネットの問い合わせフォームを活用した方法だと気軽に使える、そう世間の人々は感じています。他の方法だと敷居が高いと感じている方も、パソコンやスマートフォンで気軽に自分の知りたい事や素朴な疑問を問い合わせられると分かれば、あまり馴染みのない中小企業に対しても、気兼ねなくコンタクトが取れます。カジュアルな形で問い合わせと資料請求が出来る雰囲気が、ホームページにはありますので、新規顧客開拓にはまさに最適な媒体です。

電話だと上手く伝えられないので、ネットのフォームで文章にして自分の相談や質問を投稿したい、そう感じていらっしゃる方々も世間には大勢います。コンタクトの方法を豊富に設ける事が、企業の新規顧客の開拓につながり、既存の宣伝方法では獲得する事が出来なかった世代や層に、自然体で事業やサービス内容を知ってもらえるでしょう。

ホームページからの相談や問い合わせだと、自分の好きなタイミングで出来る、そういった事もあり多忙な現役世代のユーザーが挙って利用します。