頭の中がスッキリするブレインダンプとは?

ブレインダンプのやり方

ブレインダンプのやり方は非常に簡単です。

①紙とペンを用意する。
紙は何でも良いですが、私はA4用紙を使用しています。
裏紙とかでもOKです。

②単語で良いので、書きまくる
ひとつのテーマについて、頭に浮かんだキーワードを書きなぐります。
書いて書いて書きまくります。

基本、これだけです。
えっ?これだけ!?
って思うかもしれませんが、これだけなんです。

これだけなのですが、アイデアを出したり、
頭の中を整理するにあたって、とても有効な思考法です。

・なんでこれだけで頭の中がスッキリするの?
・どんな言葉を書けばよいの?
・そんなに言葉が浮かばないのだけど・・・?
・もう少し、まとめたいんだけど、何か方法は無いの?

色々、疑問も出てくると思うので、その辺について、書いてみたいと思います。

なんでこれだけで頭の中がスッキリするの?

ブレインダンプは頭の中の棚卸し

ブレインダンプという思考法は、頭の中の棚卸しという表現がピッタリだと思います。

人間、結構多くのことを考えています。
そして、その大半を忘れています(笑)

頭の中にある情報を全てアウトプットする。
その思考法がブレインダンプです。

なんで頭の中がスッキリしていないのか?

悩みが尽きない人っていますよね?
その原因はアウトプットしていないからです。

「頭で考える」という行為は、
「左脳で考える」ということです。
左脳は、処理速度が早い割には、忘れっぽいんです。

だから
・10個のアイデアを出した頃には、最初のアイデアは忘れています。
・悩みに対して何かを決断して、そこから派生する問題を考えているうちに、最初の決断を忘れてしまいます。

それを防ぐ手段がアウトプットです。

アウトプットにも様々な方法がありますが、ブレインダンプなら
・単語で良い
・簡単に出来る
という特徴があります。
ですので、初期の情報が「まとまっていない状態」でのアウトプットに最適な思考術といえます。

書き出す = アウトプット

ブレインダンプで重要なのは「書き出す」ことです。

間違っても、頭の中で単語を並べないでください。
余計、思考がぐちゃぐちゃになりますorz

どんな言葉を書けばよいの?

なんでも良いですよ。
いや、ホントに(笑)

実は逆に「書いちゃいけない言葉」を考えるのが良くないんです。

基本はブレインストーミングと同じ

ブレインストーミングというのは、会議の手法なのですが、
・思いつきで良いから、どんどん意見・アイデアを出してもらう
・出てきた意見・アイデアに対しての批判禁止
・何も言わないの禁止。ひとつでも多くの意見を出す。
こんな感じの会議です。

意見が全然出ない場合は、
順番に一人ずつ強制的に意見を出してもらうくらいに、
「意見を出すこと」を重要視します。

良いアイデアを出すこと < アイデアを沢山出すこと
良いアイデアは、確かに大事ですが「質よりも量」!
そうする事で、誰でも意見・アイデアを出せる環境作りにもつながります。
※普段発言しない消極的な人が、良いアイデアを持っているかもしれません。

出てきた意見・アイデアについては、
ブレインストーミングの後で「あり」「なし」を分けていけば良いんです。

全く関連性のない言葉は?

書いてOK!
ひとつのテーマについて浮かんだ言葉です。
自分が気づいていないだけで、もしかしたら、どこかで関連が生まれるのかもしれません。

文章は?

書いてOK!
基本的には単語ですが、文章がダメなんてルールもありません。
どんどん書きましょう!

この言葉はどうしよう?

書いてOK!
内容に限らず、書いてOKです。
誰かに見せるわけでもないし、
書いて良いかどうかを判断している時間がもったいない。

だから、書いてOKです。
とにかく、どんどん書きましょう!

そんなに言葉が浮かばないのだけど・・・?

ブレインダンプは、最初は言葉も出てきます。
でも、途中から単語が出てこなくなります。

頭の中で考えていたことって、こんなものなんだ
って気づけると思います。

言ってみれば連想ゲームみたいなもの。
慣れもあると思います。

急いで頭の中を整理したい人のために、無理やりアイデアを出す方法を書いておきます

ルール「10秒に1単語」

もう、ルール化しちゃいます。
「10秒に1単語!」
を無理やりにでも書く。

これならどうでしょうか?
多少関係ない言葉?知るか!
って感じで書くまくるしか無くなります。

ポモドーロメソッドを使う

「ポモドーロメソッド」という集中力を持続する手法です。
人間の集中力なんて、そこまで長時間持続するものではない!
だから、時間を区切って集中する事で、生産性を上げよう!って感じの方法論です。
やり方は簡単で、タイマーを使って
・25分集中!
・5分休憩!
を繰り返します。

「ポモドーロメソッド」「ポモドーロテクニック」などで検索すると、見つかります。
キッチンタイマーで充分な気もしますが、
スマホアプリで「ポモドーロタイマー」などで検索しても出てきます。

集中力が大切

10秒で1単語も、ポモドーロメソッドも、言っていることは同じで
重要なのは「集中力」を高めることです。

集中しやすい環境は人によって異なります。

私の場合の、理想的な集中環境は
場所:喫茶店
音楽:クラシック系
作業場所:広いテーブル
人目:あり(作業内容は見えない程度)
飲み物:アイスコーヒー
タバコ:喫煙可
室温:適温~少し寒い
時間帯:いつでもよい
時間制限:あり
目的意識:明確な程良い
目的の数:ひとつ(複数ある場合も、1回に集中するのはひとつ)
こんな感じです。
ここまでやりませんが(笑)

もう少し、まとめたいんだけど、何か方法は無いの?

思った事を書き出すだけで、思考が言語化されます。
言語化された言葉を眺めるだけで、ある程度、思考がまとまってきます。
※この時、言葉を読むのではなく、全体を眺めるだけです。

私の場合、考えるテーマにもよりますが
その言葉のリストを、そのまま活用しています。

でも「もう少しまとめたい」というケースもあると思いますので、
その場合の方法を書いておきます。
※ブレインダンプじゃなくなります。。。

グループ化

①小さいグループ
言葉の中には、似たような言葉も出てくると思います。
それらを小さいグループにします。

②大きいグループ
小さいグループの中には、似た方向性の言葉があると思います。
これらをグループにします。

2階層~3階層程度までグループ化すれば、かなりまとまると思います。

ただし、このやり方の場合、
・最初からカードなど単語を書く
・パソコン上で処理する
のどちらかの方が手間がかからないと思います。

カードに書く場合
名刺用の用紙が売っていますので、それが楽です。
※もちろんコピー用紙などを切ってもOKです。

※用紙の準備が必要なので、気軽にできないというデメリットがあります。

パソコンで処理する
私の場合ですが、マインドマップ系のソフトを使って、思考整理を行ったりします。

デメリットとしては、パソコンのスキルが必要ということです。
書くのと同じ感覚で、パソコン入力ができないと、思考は整理されない気がします。

マインドマップ化

グループ化とほぼ同じですが、
単語リストを見ながら、マインドマップ化します。

「限界まで単語を出し尽くした!」って思っていたのに、
マインドマップ化しながら、まだアイデアが出てきた。
ってこともあります。

ブレインダンプをまとめるのは、個人的にはマインドマップがオススメです。
※内容によってはロジックツリーでもOK!

短期記憶と長期記憶を利用して、頭の中を整理する

「もう少しまとめたい」という内容とは少しずれますが、
人間の記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。

①ブレインダンプで書き出す
②別のことをやる
③数分~数時間後に、ブレインダンプの内容を見直す
④数日後に、ブレインダンプの内容を見直す
これだけで、かなり記憶に定着されると思います。

マインドマップ化と併用して、
マインドマップを見直すのが
ベストかなと思います。

ブレインダンプ – まとめ

  • ブレインダンプは、浮かんだ言葉を書き出すだけ!

ブレインダンプのやり方など、色々説明しましたが、
基本はあくまで
・書いて書いて書きまくる!
これだけです。

・今、タイマーを持っていないからやめておこう
・マインドマップを書く時間がないから、やめておこう
では、本末転倒です。

基本は「書きだすだけ」ですので、とりあえずやってみましょう。