自社の立ち位置を明確にする3C分析とは?

3C分析とは?

3C分析とは、自社、顧客、競合に分けて、分析を行うマーケティング手法です。マーケティング分析の最も基本的であり、かつ重要な位置づけの分析手法です。
今回は、ビジネスを成功させる上でも、商品を売るためにも
重要な分析手法である3C分析について書いていきたいと思います。

自社分析

自社分析では、
自社、自分。対象の商品についての「特徴」を洗い出していきます。

良い部分(強み)だけを洗い出す場合もありますが、
冷静な判断をするためには「弱み」も出しておいたほうが良いと考えています。

やり方としては、SWOT分析が有効だと思いますが、
ブレインダンプや、マインドマップ、ロジックツリーなどを活用しても良いかと思います。

顧客分析

顧客分析では、ターゲットとなる人物像を明確にします。

主な内容としては、悩みや不安、不満、欲求など、ニーズ・ウォンツとなる部分を書き出します。

他にも、その人物像が読みそうな雑誌やテレビ番組、興味のあるもの、行きそうな場所、お店、使っていそうなSNS、サイトなど、様々なものを書き出しておきます。

そのターゲット層について
どんなニーズがあるのか?
どのようにアプローチするのが有効か?
そういったことを明確にするのに役立ちます。

場合によっては、盲点だったアプローチの手段が見つかるかもしれません。

競合分析

競合分析では、狙っている市場に、どのような競合がいるのかについて、明確にして行きます。

店舗型のビジネスであれば、より具体的に
・どこに何てお店があるのか?
・どんな体系型で、どのような商品・サービスを提供しているのか?
・接客の品質はどうか?
・どんなスタッフがいるのか?
・どのくらいの集客数があるのか?
など、調べておいて損は無いと思います。

個人で独立し対比との場合は
・独立したい分野にどのような人がいるのか?
・独立したい分野には、どのくらいの人がいるのか?
・独立したい分野の他のサービスは、どうやって宣伝しているのか?
・独立したい分野の他のサービスは、どんな料金体系なのか?
などを分析しておいた方が良いでしょう。

商品やサービスによっては競合と言われても、よくわからないというケースもあるかと思います。
そんな場合には、ファイブフォース分析という手法がオススメです。
ファイブフォース分析で、
「既存の競合」「新規参入」「代替品」「顧客」「供給業者」について、考えていけば、競合はより明確になってきます。

3C分析から何が分かるのか?

3C分析を行うことで、
顧客が望んでいることに対して、競合が提供できなくて、自社が提供できるものがわかってきます。
簡潔に言うと、自社の市場における優位性です。

3C分析を行うことで、
自社あるいは商品やサービスのUSPが分かってきます。

まとめ

  • 3C分析は市場のどこでなら勝てるのかを分析できるマーケティング分析
  • 3C分析は、自社、競合、顧客を分析する
  • 自社分析には、SWOT分析が有効
  • 顧客分析は、そのターゲットになりきって考えよう
  • 競合分析は、詳しく競合を分析!競合が分からない場合はファイブフォース分析が有効

3C分析について、色々書いてみましたが、全部を完璧に!というより、まずはやってみるのが良いかと思います!

細かい分析は後にして、自社、競合、顧客について、まずは分析!
分からない、あるいはもっと詳しく分析したい場合に、この記事を参考にしていただければ幸いです。

まずは、分析してみてください!