知らないと損する?従業員以外の働き方

将来、どんな仕事をしたいですか?

この質問に対しての返答は様々です。
コックさんになりたい。大工になりたい。営業職に就きたい。人事の仕事がしたい。・・・

年齢・性別によっても返答は変わってくると思います。
でも、ほとんどは「従業員になりたい」という返答になっているんです。

人の働き方には、大まかに分けて4種類のものがあります。
従業員は、その中のひとつです。

全てを視野に入れた上で「従業員になりたい」という選択肢を選ぶのであれば、問題はありません。
それはあなたの選択だからです。

ですが選択肢が把握できていないのであれば・・・

働き方の4つの分類 – 従業員、個人事業主、事業家、投資家

前述の通り、働き方は大きく4つに分類する事が出来ます。
それは「従業員」「個人事業主」「事業家」「投資家」です。

当然、各分類の中にも、さらに細かく、様々な仕事があります。

従業員

営業、事務、接客、経理、総務、人事・・・
現在、日本では、多くの人が、従業員に分類されています。
従業員とは字の通り「事業に従う人員」であり、雇われている人のことになります。
まぁ、説明は不要ですよね。
サラリーマンとかOLとか・・・従業員です。

従業員の特徴は労働時間(拘束時間)に対して収入が発生することです。

個人事業主

個人で稼ぐ人のことです。

例えば、従業員としてデザイナーをやっていて、デザイナーとして独立した。
この場合、従業員から個人事業主に変わったとも言えます。
当然、利益が多ければ収入も増えますが、利益が無ければ赤字になることもあります。
従業員との違いを一言で言うと、収入は成果次第という点でしょうか。

個人事業主の特徴は成果(利益)に対して収入が発生することです。

事業家

会社を立ち上げて、収益を上げる仕組み、組織を作って、収入を得る仕事の形態です。
要するに社長さんですね。

個人事業主との違いを一言で言うと「組織で稼ぐ」という点です。

事業家の特徴は「私が働く」が「仕組みに働いてもらう」になることです。

投資家

「将来価値が出る」と思う投資先に対して資金を提供して、
「利益が出たら」利益の一部を受け取り収入を得る人のことです。
投資家と言っても、株式投資家、不動産投資家、賃貸アパート経営者、先物取引、FX、ベンチャー企業への投資など、様々な人がいます。

投資家の特徴は「私が働く・仕組みに働いてもらう」が「お金に働いてもらう」になることです。

仕事の分類を知ったら?

一番重要なのは
・何を目指したいのか?
・自分はどうなりたいのか?
夢や目標を考えることだと思います。

収入の限界値で考えれば、およそ下記の様になると思います。
投資家 > 事業家 > 個人事業主 > 従業員

リスクの大きさも同様に、下記の様になると思います。
投資家 > 事業家 > 個人事業主 > 従業員

※もちろん例外は多数あります。

従業員でいるリスクについて

先程、リスクの大きさで、従業員を最下位(ローリスク)としました。
それと矛盾してしまう様ですが、長期的スパンで考えると、従業員には大きなリスクが存在します。

従業員とは、どういうビジネスか?

「従業員の特徴は労働時間(拘束時間)に対して収入が発生することです。」
と書きました。

言い方を変えると
企業に対して、労働力と時間を提供する代わりに
その企業が存続する間、安定した賃金を受け取るビジネス

という言い方が出来ます。

経営が悪化すれば、解雇のリスクや倒産のリスクもありますので、
経営が安定する事を見込んだ企業で働く必要があります。

実はこの解雇・倒産のリスクが非常に重要になります。

株式投資と従業員の違い

株式投資家は、見込みがあると判断した
「複数の会社」に対して、お金を投資します。
株価の変動などにより、利益が出ることも、損失が発生する事もあります。
→ 複数の企業などに投資する事で、リスクを分散しています。

従業員は
「1つの会社」に対して、時間を投資します。
その対価として、安定した収入を得る事が出来ます。
→ 時間には限りがあるため、リスクを分散する事ができません

ビジネスの構成

ビジネスは「ヒト・モノ・カネ」で作られます。

ヒト・・・働く人
モノ・・・商品やサービス
カネ・・・資金

ヒト・・・従業員が提供
モノ・・・事業家が創り出す
カネ・・・投資家が提供

※個人事業主の場合
ヒト・・・自分で働く
モノ・・・自分で考える
カネ・・・自分で用意

知らないと損する?従業員以外の働き方 – まとめ

  • 従業員以外の働き方も知らないと、選択肢が分からない
  • 働き方の分類は、従業員、個人事業主、事業家、投資家
  • 従業員にもリスクはある

ビジネスには「ヒト・モノ・カネ」全てが必要です。
従業員も、事業家も、投資家も、個人事業主も、世の中には必要です。

お金があるなら、投資家を目指しても良いし、
アイデアがあるなら、事業家を目指しても良いと思います。
従業員でお金を貯めて、独立するのも良いと思いますし、
安定していたいなら、企業をよく見極めて、従業員として生き続けるのも、ひとつの道です。
あるいは、自分が好きな会社の経営状態が、仮に悪くても、
自分の力で立て直して見せる!という選択肢もあります。

どの道に進んでも
競争相手は沢山います。
リスクもあります。
進むほど壁も大きくなります。

事業家を目指すのか、自分より優れた事業家が経営している企業の従業員になるのか?
自分で事業を起こして、現在の資金を増やすのか?それとも、優れた経営者がいる企業に投資して、お金を増やしてもらうのか?

選択肢は多様にあります。
大事なのは「自分の意思で決断」することだと思います。