後悔しないためには?後悔したくない人のための思考法

もう後悔しないために!

もしあの時こう決断していれば…。
あの時に戻って人生をやりなおしたい。

そんな風に思ったことはありますか?

下手をすれば、毎日の様に後悔している人もいるのではないかと思います。

後悔したくない人のために、後悔しないための思考方法を書いてみたいと思います。

人はなぜ後悔するのか?

「人生は決断の連続です」
そんな言葉、聞いたことありませんか?

朝食に何を食べるのか?あるいは食べないのか?から、会社の後継者を誰にするのか?まで。
軽い決断から、重い決断まで。

意識しているかどうかの違いだけで、
ホントに、人生は決断の連続です。

その決断で
「もっと、別の決断をすればよかった」
このように思うこと。
これが後悔です。

ベストな決断をしていれば、後悔しない

当たり前の様ですが、決断を間違えなければ、後悔することはありません。
「予知能力者じゃないんだから、そんなの無理」と思うかもしれません。

ここで大事なのは
今の自分ができるベストな決断をすることなんです。

ベストな決断は変わらない

今の私に可能な範囲での、最高の決断をしたとします。
そして、その決断が間違っていたとします。

その時、どう考えますか?

もしも仮に、あの時に戻れたとしても・・・
当時の自分にとって、ベストな決断をしたから、決断する内容は変わらない
→ だから、後悔する意味がない。
→ 現状を軌道修正するために、どうするかを決断しよう!

後悔しているばかりより、精神衛生上もよく、前向きに考えることができます。

後悔するのは、自分で決断をしていないから

後悔する人の特徴は、
周りに流されて行動を決定しているということです。

例を挙げてみます。

結果
夕食を食べすぎたとします。

きっかけ・原因
仕事の帰り道においしそうなお店が新しくオープンしたから外食した

行動決定要因
・周りに流されている場合
看板やメニューなどで「おいしそう」と思い、何となく外食してしまった。
上司に誘われてなんとなく外食した。

・決断している場合
おいしそうな新規オープンのお店がある。予定しているカロリーを超えてしまう。話題性・自己満足・欲求の解消と、カロリーオーバーを天秤にかけて、外食することを決めた。
上司に誘われ、職場ではしづらい話をしたいのと、上司の誘いを無下にできないとうい点から、誘いに乗り、外食した。

後悔するかどうか
外食したという結果は同じですが、
「なんとなく」行動した結果、夕食を食べすぎた場合、「なぜ行動したのか」が不明瞭なため、「食べすぎたこと」だけを、ただ後悔することになります。
一方、決断して行動している場合、「なぜ行動したのか」が明確であり、もう一度同じ状況になれば、同じ決断をすると考えることができます。決断と行動は正しく、その結果カロリーオーバーしたわけですから、後悔するのではなく、カロリーオーバーに対して、次にどのような行動をすれば良いのか?を考えることができます。

事例は簡単なものにしましたが、どのような行動でも要点は同じで
自分がなぜ、その決断・行動をしたのかが明確である。
これが、後悔しないための秘訣です。

後悔するのは時間の無駄

「覆水盆に返らず」

一度、行動したものは、もう変更することはできません。

後悔というのは、過去を変更するという実現不可能な企画を立案しようとしているようなものです。

実現できないのですから、考えるだけ無駄なことであり、時間の無駄になってしまいます。
あなたが考えるべきこと。
あなたにしか考えられないこと。
どういったことに、ぜひエネルギーを向けてみてください。

後悔しないために、最良の決断をする方法は?

現時点でのベストな決断をしよう
とは言っても
今の自分でできるベストな決断をした。でも会社が倒産した
となっては、大変です。

そこで、決断を手助けする手法について、少しご紹介いたします。

ブレインダンプ

このサイトでも何度か出てきていますが、頭の中にある思考の断片を文字化する思考法です。

> ブレインダンプのやり方はこちら

マインドマップ、ロジックツリーなど

ブレインダンプで羅列したキーワードをグループ化、体系化するのに役立ちます。

マインドマップの描き方

Pro/Cons

決断するのに最も役立つと思う思考方法だと思います。

<やり方>
・A4用紙を縦長の状態で使います。
・一番上に○○をしたらどうなるか?決断したい内容を書きます。
・縦に2つに割るように、中心に線を書きます。
・左側の上にPro(+)、右側の一番上にCons(ー)と書きます。
・その決断をした場合の、メリットを左側に、デメリットを右側に箇条書きしていきます。
・箇条書したメリットとデメリットを見比べることで、冷静に判断することができます。

もう、気づいていると思いますが、ある程度重要な決断をするときの思考法です。
※前述の「夕食を外食にするかどうか」くらいの決断で使うような方法ではありません。使っても止めませんけど…

後悔はしない!でも、反省はしよう

今回ご紹介している決断する思考法は、
無駄な後悔を減らすための思考法であり
反省をしないという意味ではありません。

反省は自分自身が成長していくためにも、
PDCAサイクルを回して行くためにも、とても大事なことです。

あの時の自分はこのように決断した。
その結果、このような問題が起きた。
あのときの決断と行動は変えられない。
今だから分かるが、この部分の決断が失敗だった
だから次回以降はこういったことも視野に入れて決断しよう
といった感じです。

どのくらいの頻度で決断するの?

・重要な決断をしっかり行えば良いのか?
・些細なことまで、常に決断しなければいけないのか?
という問題があります。

私は、認識できる、すべての選択肢を決断して行動するべきだと判断しています。

そうすることで、
・日々の行動に後悔しなくなる
・決断すべき場面が、認識できるようになる
・決断力が磨かれ、早い決断を高い精度で行えるようになる
もう、メリットしかありません。

決断しないという決断もある

決断についての重要性を知ると、
「なんでも即決しなければならない」
と思ってしまうかも知れません。

ですが、内容によっては
・今、決断するべきではないこと
・私が決断するべきではないこと
などもあります。

そういった場合
決断しないという決断をします。

その上で、話をうやむやにするとか、周りに流されるとかではなく、
・いつ、決断するのか?
・誰の意見を聞くのか?
・誰に判断を仰ぐのか?
などのアクションについて決断します。

後悔しない方法・ 後悔したくない人のための思考法 – まとめ

  • 後悔とは過去の決断を変えたいと考えること
  • 周りに流されて、決断をしないと後悔する
  • その時のベストな決断をしていれば、決断は変えようがない
  • 後悔はしなくて良いが、反省は必要
  • 決断の精度を上げることはできる
  • すべての選択肢で決断して行動する
  • 決断しないという決断もある

後悔しないための思考法について書いてみました。

周りに流されている人は、その決断を周りの人のせいにしたがります。
ですが、考えてみてください。
本人が認識していないだけで、
「周りに流される」という決断をしたのは、その本人です。

では、決断してください。
今後、決断して行動していきますか?