キャッチコピーの書き方。今すぐ効果が現れるキャッチコピーのコツとは?

キャッチコピーは「全て」に影響する

キャッチコピーというと、
「商品の広告で使う短い文章」
くらいの認識の方もいるかもしれません。

ですが、キャッチコピーは想像以上に、様々なものに影響します
・ブログタイトルや見出し
・メールのタイトル
・企画書のタイトル
文章を書く上でのすべてのものにキャッチコピーがあると考えて良いと思います。
もちろん広告などでもキャッチコピーは重要です。
・折込チラシ、ホームページ、DM、メルマガ、ニュースレター…

あるいは、文章意外でも
・朝礼の冒頭の言葉
・スピーチのつかみ
・日常会話での、つかみ

キャッチコピーには、こんな力があります。
・当事者意識を持ってもらえる
・その内容に、興味を持ってもらえる
・後に続く内容に、期待を持ってもらう

キャッチコピーは、ものすごく奥の深い世界です。
当然作る人によって、クオリティが変わってきます。

この記事を読んだだけで一流のコピーライターになれるのなら、
誰も苦労しないでしょう。

しかし、キャッチコピーを意識していない人と、
キャッチコピーを意識している人の差は、歴然です。

ぜひ、あなたもキャッチコピーに挑戦してみてください。

キャッチコピーの役割と目標

キャッチコピーとは
文字通りキャッチする(捕まえる)コピー(文章)です。

キャッチコピーを見た人に、一瞬で
「これは私のための商品だ」
「何だこれ!?」
「役に立つ情報がありそうだ」
など、興味を持ってもらい、
商品詳細を読むための心の準備をしてもらう
それがキャッチコピーの役割になります。

※低関与商品であれば、商品詳細など細かいことまで調べて買う人は少ないので、注目を集めることができればOKです。

キャッチコピーの重要性

キャッチコピーは消費者購買心理(AIDMA)の
A(注目)を作り出すものです。

仮に注目した人の中の10%の人が購入すると仮定した場合
注目した人が10人なら、1人が購入
注目した人が1000人なら、100人が購入
となります。
成果は掛け算で出ますので、キャッチコピーの効果が半減すれば
成果は半分になります。
※実際には、キャッチコピーの質によって、その後の成約率自体も変動します。

では、具体的なキャッチコピーの書き方について、紹介していきたいと思います。

自信を持って言い切る

例えば、ダイエット術を紹介するとします。

どちらのタイトルが良いですか?
・人によっては痩たぶんせられるダイエット術
・3ヶ月で10kg痩せるダイエット術

とはいえ、嘘は着いちゃダメなので、
「どうやって言い切れば良いのか?」悩むこともあると思います。

そこで、言い切る力をより強くするための方法を、いくつかご紹介します。

数字を使う

数字を使うと、キャッチコピーがより明確になり、説得力が増します。

下記の例ではどうでしょうか?
・大半の人が痩せられるダイエット術
・93%の人が成功したダイエット術

強い言葉を使う

強い言葉を使うのも有効です
・3ヶ月で10kg痩せる – 魔法のダイエット術 –
・確実に「3ヶ月で10kg」痩せるダイエット術

また、言葉を強調する時に、句読点やスペース、p「!」や「ー」などの記号を使うのも、有効です。

営業や普段の会話でもそうですが、
人は、自信を持って言い切られると
「あ、そうなんだ」と納得してしまいます。

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ターゲットに刺さる言葉を書く

ターゲットのペルソナが明確になっていなければ出来ないことなのですが、
ターゲットの心に直接訴求できるキャッチコピーは強いです。

またダイエット術を例にとっていくと
・仕事しながら3ヶ月で10kg減。30代男性のためのダイエット術
・メタボが3ヶ月で解消するダイエット術。
・出産後、3ヶ月で元の体重に戻るダイエット
・40代主婦必見!家事をしながら痩せられるダイエット術

仮にダイエット術として伝える内容が同じだとしても
ターゲットを明確にするだけで、訴求力が強くなります

平たく言うと「私のための情報だ」と、
認識してもらいやすくなります。

ターゲットを絞るのは簡単です。
・年代
・性別
・職業
・地域
・子供の有無
・趣味
などをターゲットに合わせて絞るだけです。

あと、もうひとつ重要なターゲットの絞り方があります。

それは悩みです。
「誰に?」の中に「悩み」が入っていると、
一気に心に突き刺さるキャッチコピーになります。

ダイエット自体が悩み解消のキーワードなので、今回のテーマである「キャッチコピー」にします。

ターゲット=企画書が通らないと悩んでいる人
・1日勉強しただけで企画書が通るようになるなんて!?
・企画案を送ったら、即電話で「詳しい話が聞きたい」って。内容は変えていないのに…

ターゲット=集客が上手くいかないと悩んでいる人
・○○を変えただけで、来店者数が311%に!その秘訣とは?
・折込チラシは、成果ので無い広告だと決めつけていました。でも・・・

ターゲットを明確にするには?

キャッチコピーは「誰に」「何を伝えたいのか」が明確なほど書きやすくなります。
そのためターゲットを明確にするのは、とても大切な作業です。

その方法とは
・3C分析の顧客分析や、ペルソナを参考にします。
・ペルソナに近い人に、できれば直接聞きます。
・ペルソナの人物像になりきって、考えてみます。
・その人が読みそうな雑誌を読んでみます。
・その人の性格を分析して、思考のフローを考えてみます。
などなど。
とにかく、その人になりきって「その人が何に悩んでいるのか?」「その人はどんな不満や不安を持っているのか?」を考えます。

キャッチコピーの書き方(実践編)

ここまでに書いたことがキャッチコピーの全てではありませんが、
これだけでもある程度のコピーは書けてしまいます。

ですが重要なことがあります。

言いたいことが無いキャッチコピーは、伝わらない
前述の内容は、小手先のテクニックと言っても良いと思います。

キャッチコピーを書くなら、
「誰に、何を伝えて、どのような感情になってほしいのか?」
ここまで考えて書くべきです。

その具体的な方法を説明します。

商品・サービスのUSPを明確にする

そのキャッチコピーで伝えたことがUSPをズレていた場合
商品詳細をみて、ユーザーはがっかりしてしまいます。
商品詳細(本文)もあなたが書き、その商品を使った場合、
書いてあることと違う!
と感じてしまう鴨知れません。
※例外として、別のUSPが見つかる可能性もありますが…

USPの見つけ方、作り方はこちら

何を伝えたいのかを明確にする

USPが見つかり、それを書くにしても
・何を言いたいのか?
は明確にしておくというのは重要です。

・USPをキャッチコピーで伝えるのか?
・あるいは、別のキャッチコピーで興味を引き、クロージングでUSPを使いたいのか?

お客様の心情の変化を考えて、
・いつ、どこで、何を伝えるのか?
・キャッチコピーで何を言いたいのか?
・キャッチコピーを読んだあと、どのような心境で本文に読み進んで欲しいのか?
こういった流れを明確にして置くほど、効果は上がりやすいと考えられます。

キーワードを集める

いきなりキャッチコピーを書いても良いのですが、
思いつかない場合は、
キャッチコピーで使うためのキーワードを集めます。
ブレインダンプなどの手法で、キーワード、言葉の欠片を洗い出します。

キャッチコピーを書きまくる

キャッチコピーは「ひとつ書いて終わり」ではありません。
沢山書きまくってください。

すごい○○
奇跡の○○
魔法の○○
みたいな簡単なものから
○代○○の方へ。○○の悩みが解消する奇跡の○○を期間限定公開
みたいな長めのものまで。

とにかく書きまくって、その案件の重要度にもよりますが、
A4用紙1枚分くらいは書いてみてください。

キャッチコピーを決定する

書きまくったキャッチコピーのリストを見て、 取捨選択をして、採用するキャッチコピーを決定します。
キャッチコピーを選ぶのは、別の人(できればペルソナの人物像に近い人)が良いでしょう。
見てくれる人が沢山いるなら、ダメを思うものを選んでもらい、残ったものを採用するという手法もあります。

結構、自分の思っていたのとは違う、意外なキャッチコピーが選ばれたりします。

また、市場に出した後にも、反応をみてキャッチコピーは変更していきます。

キャッチコピーを書いてみよう

いかがでしたか?
キャッチコピーの書き方や考え方、またキャッチコピーの重要性など、いろいろを書いてきました。

ですが、百発百中のキャッチコピーが書ける人なんて、
ほとんどいないと思っています。

沢山書いて、反応を知って、ブラッシュアップしていく。
それがキャッチコピー上達に必要なことだと思います。

これを機に
「○○商品企画」なんて企画書のタイトルが
「30代主婦にブレイク必至!○○商品の3つのポイント」
なんて企画になるのでしょうか。

この記事を読んで、キャッチコピーを書いてみたいと思った方がいましたら、コメントください。キャッチコピー付きで。